なぜ潮を見るのか
海釣りで同じ場所でもよく釣れる日とまったく釣れない日がある最大の理由は潮です。潮が動けば水が流れ、流れに沿って餌が動き、魚の動きも変わります。同時に潮は安全にも直結します。干潮のときに歩いて渡った磯や干潟が満ち潮で沈み、帰り道が断たれる事故が毎年繰り返されています。潮が起きる仕組みは科学のテーマの月の満ち欠けと潮汐の記事で扱い、ここでは釣行前に何を見てどう判断するかに絞ります。
潮見表の見方、上げ潮・下げ潮と潮止まり、風・波・雨が釣りに与える影響と、釣りをやめるべき合図をまとめました。
海釣りで同じ場所でもよく釣れる日とまったく釣れない日がある最大の理由は潮です。潮が動けば水が流れ、流れに沿って餌が動き、魚の動きも変わります。同時に潮は安全にも直結します。干潮のときに歩いて渡った磯や干潟が満ち潮で沈み、帰り道が断たれる事故が毎年繰り返されています。潮が起きる仕組みは科学のテーマの月の満ち欠けと潮汐の記事で扱い、ここでは釣行前に何を見てどう判断するかに絞ります。
潮見表には日ごとの満潮と干潮の時刻、そのときの潮位(水の高さ)が書かれています。韓国の沿岸の大部分では一日に満潮と干潮がそれぞれ二回あり、その時刻は一日に平均約五十分ずつ遅れていきます。ですから昨日よかった時間が今日もよいとは限りません。潮位の差が大きい日を大潮、小さい日を小潮と呼び、おおよそ二週間ごとに入れ替わります。潮の日を数える呼び方は地域によって違いがあるので、呼び名より満潮・干潮の時刻と潮位を直接見るほうが確実です。
潮が満ちてくるときを上げ潮、引いていくときを下げ潮といい、満潮や干潮の前後で流れがほぼ止まるときを潮止まりといいます。多くの場所で、潮が動き始めたときや勢いよく流れているときにアタリが増え、流れが止まる潮止まりには静かになる傾向があります。ただ、どの潮がよいかは場所と魚によって違います。浅い所は上げ潮、深さのある所は下げ潮がよいといった経験則が地域ごとにあるので、同じ場所にいろいろな潮で通って記録をつけるのがいちばん確実な勉強です。
大潮のときは潮が大きく満ち引きして流れが強くなります。魚の動きが活発になることもありますが、仕掛けが流されて底を取りにくく、ふだんは水につからない所まで潮が上がってきます。とくに韓国の西海岸のように干満の差が大きい所では、潮が満ちる速さが思ったより速く、孤立の危険が高まります。小潮のときは流れが弱く仕掛けを扱いやすい反面、食いが渋いことがあります。初めてなら、流れが強すぎない日に、満潮の前後に安全な場所から始めるのが無難です。
風は釣りの質と安全を同時に変えます。向かい風だと仕掛けが遠くへ飛ばず、糸があおられて絡みやすくなります。海から陸へ吹く風が強いと、波が防波堤や磯を越えやすくなります。出発前には天気予報で風向と風速、波の高さを確認し、海上の予報と警報の有無も一緒に見ます。遠い沖で生まれたうねりは、その場の風が弱くても大きな波を運んでくることがあるので、風が穏やかだからと安心しないでください。
雨のあとは淡水が流れ込んで水が濁り、水温が変わってアタリも変わります。川では雨のあとに水かさが増える速さが速いので、岸辺に近づかないようにします。気温が急に下がる日は水温もつられて下がり、魚の動きが鈍くなることが多くあります。水温は季節の変化を読むよい目安なので、地域の情報で最近の水温の流れを確かめると、どんな魚が寄っているか見当をつけやすくなります。雷が鳴り始めたら、竿が電気を引き寄せることがあるので、すぐに釣りをやめ、竿を畳んで安全な建物や車の中へ避難します。
出発の前日と当日の朝、二回確認する習慣をつけてください。予報は変わるからです。現地に着いてからも、波が足元まで上がってきたり風がだんだん強くなったりしたら、予定より早く撤収します。とくに一人で判断しにくいときは、その日その場所では釣りをしないほうを選ぶのが安全です。
よくある失敗は、満潮の時刻だけを見て干潮のときに入った場所の退路を確かめないこと、別の地域の観測地点の潮見表をそのまま使うこと、風が弱いからとうねりを無視することです。潮と天気は確率を上げてくれるだけで、保証はしてくれません。天気がよくないときや条件が微妙なときは、釣行を延ばすことが次の釣りを守る道です。海上と海岸の詳しい情報は、気象庁にあたる機関や海洋調査を担う機関など、公式の案内を基準にしてください。
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